会社紹介
代表者 代表取締役 飯浜孝雄
システム精工についてご紹介します。
私たちシステム精工は、パソコンの外部記憶装置であるハードディスクの進化を先取りし、省力化・省人化のための完全自動一貫生産ラインの構築はもとより、工場全体の生産統合管理を実現するインテグレート・システムを企画・提案しています。
また、世界各国に拡大するハードディスク生産工場の自動化を支援するため、ワールドワイドなサービス体制を強化。本社で企画・開発した自動化装置のCADデータを各国の拠点網とオンラインで直結し、現地での生産・即納体制を整えています。
現在世界中で使用されているハードディスクの約半数が、私たちの開発した自動化装置によって生産されており、私たちシステム精工の果たすべき責任も、ますます大きくなってきています。
今後もその重要な使命を自覚するとともに、技術の高度化に邁進してまいります。
会社概要
設 立 |
1978年9月1日 |
資 本 金 |
9,450万円 |
代 表 者 |
代表取締役 飯浜 孝雄 |
従業員数 |
193名(男155、女38) |
事業内容 |
コンピュータ用ハードディスク自動製造装置、ハードディスク及び液晶関連フロン代替精密洗浄機、レーザー方式ディスク表面検査装置等、各種FA機の開発・設計・製造 |
事 業 所
本 社 |
新潟県長岡市南陽2丁目951番地6 〒940-1164 TEL(0258)22−1322(代) FAX(0258)22−0185 |
FA工場 |
新潟県長岡市南陽2丁目1268番地6 〒940-1164 TEL(0258)23−1444 FAX(0258)23−3620 |
北陽工場 |
新潟県長岡市北陽1丁目53番地7 〒940-0871 TEL(0258)24−8317 |
東京技術センター |
東京都品川区西五反田 3-7-14 〒141-0031 TEL(03)3490−5924 |
松本事務所 |
長野県松本市大手1−6−32 〒390-0874 TEL(0263)33−9514 FAX(0263)34−9620 |
下松事務所 |
山口県下松市大字西豊井御屋敷山173−1 〒744-0011 TEL(0833)43−3032 FAX(0833)43−3056 |
サンノゼ事務所 |
280E, Gish Road, #4 San Jose, CA95110, USA TEL(408)487−0624 FAX(408)487−0628 |
System Seiko |
Block 51-10-B, Menara BHL, Jalan Sultan Ahmad Sheh 10050 Penang, Malaysia TEL 4-229-6712 FAX 4−229-6757 |
クリム事務所 |
No.189, Pusat Perniagaan Putra, Kelang lama 09000 Kulim, Kedah Darul Aman, Malaysia TEL/FAX 4-490-0240 |
沿 革
磁気ヘッドから、ハードディスクへ。 そして、今後の情報通信分野へと、 システム精工の描く夢は広がっていきます。
1978年9月1日 | コンピュータ関連機器、計測機、省力化装置、センサーなどの開発設計製造販売を目的として、川崎市中原区に資本金250万円で会社設立登記を行い、東京都大田区で操業開始する。 |
1979年3月 | 大田区から品川区へ移転し、支店登記を行い「デジタルリニアスケール」の OEM生産を始める。 |
1984年7月 | 資本金750万円に増資。 |
1984年11月 | 新潟県北魚沼郡堀之内町に新潟営業所を開設し、設計業務を始める。 |
1986年8月 | 「磁気ヘッドコイル自動巻線機」No.1号機納入。 |
1987年4月 | 新潟県長岡市南部工業団地に工場を新築。 堀之内町の新潟工場及び東京品川の本社工場を新工場へ移転統合する。 |
1988年6月 | 「ハードディスクテクスチャー加工モジュールライン」No.1号機納入。 |
1988年7月 | 資本金4,750万円に増資と同時に川崎市中原区の本社を新潟工場へ移転登記。 |
1988年12月 | 「ハードディスクポリッシュ加工モジュールライン」No.1号機納入。 |
1989年5月 | 「ハードディスク研削・洗浄・乾燥自動化ライン」No.1号機完成。 |
1989年8月 | 「ハードディスク研磨・洗浄・乾燥自動化ライン」No.1号機完成。 |
1989年12月 | 「磁気ヘッドコイル巻線ロボット」No.1号機輸出出荷。 |
1990年10月 | 「ハードディスクサブストレート自動外観検査装置(CCD方式)」完成。 |
1991年7月 | 資本金6,750万円に増資。 |
1991年12月 | 「定置型全方位バーコードリーダー」の開発着手。 |
1992年10月 | 「ハードディスク一貫生産ライン」No.1号機納入。 メッキ ラッキング・アンラッキング装置No.1号機納入。 |
1993年3月 | サンノゼ事務所(米国)開設。 |
1993年6月 | 「潤滑剤塗布機」No.1号機納入。 |
1993年7月 | 「ハードディスクサブストレート用旋盤」No.1号機納入。 |
1993年10月 | 「定置型全方位バーコードリーダー」No.1号機完成。 |
1994年12月 | 「レーザー方式ディスク表面検査装置」No.1号機納入。 |
1995年5月 | 「スーパーポリッシュ一貫ライン」納入。 |
1995年8月 | 「平坦度測定装置」No.1号機納入。 |
1995年9月 | 松本事務所開設。 |
1996年2月 | 下松事務所開設。 |
1996年7月 | ペナン事務所(マレーシア)開設。 |
1996年11月 | 「高速自動板厚分類装置」No.1号機納入。 |
1997年4月 | 東京技術センター開設。 |
1997年12月 | ペナン事務所現地法人化、システム精工マレーシア設立。 |
1998年4月 | サンタローザ事務所(米国)開設。 |
1998年8月 | 生産管理センター開設。 |
主な納入先
これまで、日本国内のハードディスク製造メーカーから 受注いただいた自動化装置は、すでに500台以上。
生産ラインの省人化・高度化に貢献しています。
日本国内
海 外
システム精工の特色
システム精工に不可能はありません。
お客様のあらゆるご要望の実現をめざし、
クイック・レスポンスで対応いたします。
パソコンの性能が飛躍的に高度化する中で、ハードディスクの容量も1ギガ、2ギガのレベルに到達。数年後にはその10倍の容量まで大容量化することは必至です。そうした状況下では、ディスクの精度・品質もより厳正さが要求され、一方で生産コスト低減が至上命題となっています。この高度かつ厳しい要求を満たす自動化装置の開発・製造に専念してきたシステム精工だからこそ、お客様のあらゆるご要望を実現することが可能なのです。
お客様の現地で、多彩なニーズに即応いたします。
96年5月、長野県松本事務所にCADを導入したのを皮切りに、カリフォルニア州サンノゼ事務所、ペナン事務所にも導入。97年には台湾事務所へも導入します。これにより、本社で企画・設計した製品の現地生産が可能となり、即納体制が整備されました。製品のメンテナンスはもとより、技術サービスの拡充に大きく貢献できるものと確信します。
常に最適・最高をめざします。
私たちシステム精工の製品はすべてお客様の工場に合わせたオーダーメイド。工場のレイアウトを最大限活かしたラインの構築はもとより、生産性を最大に引き上げるための条件を踏まえ、部品投入のサイクルや検査装置の配置など、蓄積したノウハウをもとに、常に最適・最高をめざします。
常に新たなシステムを提案いたします。
数カ月ごとにバージョンアップするハードディスク装置の世界。私たちシステム精工は、このハードディスクの進化を先取りし、常に新たな自動化装置を提案することで、お客様の生産ラインに最適なシステムを構築。品質と生産効率アップに貢献いたします。
インテグレートされた
生産システムを提案します。
省力化・省人化のための完全自動一貫生産ラインの構築はもとより、工場全体の生産統合管理を実現するインテグレート・システムを企画・提案いたします。システム精工の総合開発力に、ご注目ください。
実現できる自動化装置があります。
これまでの機械化、自動化によって達成できた品質のレベルから、さらに使い勝手の良さ、メンテナンスフリー、長期連続使用における品質向上、量産技術にも挑戦。理想的な生産ラインの開発・構築へ向け、全社を挙げて積極的に取り組んでいます。
一貫生産自動化ラインを開発します。
ディスク製造の全工程にわたる自動化に携わってきたシステム精工には、蓄積したノウハウがあります。各工程をいかにつなぐか、工程ごとの品質評価を踏まえて前工程をいかに高度化するかといった、ひとつひとつのノウハウが、一貫生産ライン構築に欠かせない技術となり、きめ細かい対応力を育んでいるのです。
一貫生産ラインが特徴です。
自動研削・研磨・洗浄・乾燥一貫ラインで生産したディスクを、その場で検査・評価する「インライン検査システム」。さらに、その生産ラインを統合管理するコンピュータ・システムを開発。工場全体の生産工程を統合し、製品の均一化、歩留まり向上、さらに無人化、省力化に大きく貢献いたします。
お客様のご要望にお応えする受注開発・生産フロー
クイック・レスポンスを実現する
提案・開発・製造体制を構築しています。
受注開発・生産フロー
- お客様のニーズ
工場の一貫生産ラインのニーズから、各工程ごとの自動化装置のニーズまで、新規需要や納入装置の改善・改良など、あらゆるご要望を承ります。
- 企画部
お客様の工場全体を把握したうえでの一貫生産ラインの提案、自動化装置の開発、新製品開発のニーズを承る窓口です。ここから、新製品事業部、FA事業部へと、お客様のニーズが具体化されていきます。
- 神鋼商事(総代理店)
営業・販売窓口。日本国内はもとより、海外での需要にもきめ細かく対応します。
- 新製品事業
レーザー検査装置など、新製品の開発・設計・製造、さらに要素開発までを専門に受け持つ事業部門です。
開発技術
企画・開発・設計を担当しています。
製造
設計された検査装置などの製造に携わる部門です。
- FA事業
検査装置を除く研削・研磨・洗浄装置等を設計・製造しています。技術的なメンテナンスもこの事業部のスタッフが担当します。
制御技術
自動化装置の制御ソフトの開発から、全体的なシステム制御まで担当します。
機構技術
CADを使った機械設計を担当。制御技術部、製造部門のスタッフと連係を保ちながら、最良の機構を開発・設計します。
製造
装置の組み立て・調整後、お客様に立ち会っていただき、試運転した後、出荷します。お客様の工場に納入後、最終調整し、生産スタッフへの技術指導も行います。
- サービス体制
メンテナンスの窓口となる技術サービス課をはじめ、国内外の拠点を管理するのがこの部門です。部品の調達や、出荷前の最終的な製品管理にも万全を期しています。
技術サービス
納入済みの自動化装置のメンテナンスの窓口。ここからさらに、装置の改善・改良へのステップが継続されます。
国内事務所
松本・下松・東京技術センターから、国内大手企業の多彩なニーズが寄せられ、この高度なニーズを実現するために、本社のノウハウや技術が結集されます。
海外事務所
サンノゼ事務所(米国)、ペナン事務所(マレーシア)からの最新情報をもとに、本社で新たな企画提案内容が検討されます。
- 納入・試運転
当社でのお客様の立ち会いによって、納入の承認を頂いた後、納入となります。お客様の工場でさらに微調整を行い、スムーズな初期稼働段階へとステップ・アップさせます。
- スタッフへの技術指導
お客様の生産現場で、装置を運転するオペレーターへの技術指導、マニュアルの解説等、きめ細かい打ち合わせを行います。
- メンテナンス
自動化装置稼働後の製品の修理はもとより、改善・改良のご要望にも即応いたします。
私たちの考える技術者とは
システム精工が求める「技術者」像
ユーザーからの「こんなことが出来ないか」といった要望を受けて、
コンセプトをプレゼンテーションし、
その提案内容をシステム開発し、
一貫生産ラインを構成する自動化装置として実現していくことが、
当社の技術者に求められる素養といえるでしょう。
常に新しい要望とそれに応える提案の繰り返しともいえます。
そうした提案力や開発力があるからこそ、
他社を超えるシステム精工の先進性が認められてきたのです。
企画部では、ユーザーの生産ラインを踏まえた総合的な観点から、工場全体の生産統合管理を実現するインテグレート・システムを企画・提案しています。この業務を担当する技術者は、単なる自動化ではなく、より使いやすく、メンテナンスフリーで、長期にわたる稼働に耐え、しかも品質向上を達成するにはどのようなシステムが理想か、またそれをいかに実現していくかといった、長期展望の下で企画開発にあたらなければなりません。
新製品の開発にあたっては、プロジェクト全体を把握したうえでの設計が求められます。特に新しい技術を応用する場合、それがメカニカルな部分や、電気制御面でどのような影響を与えるのかを考慮しなくてはなりません。装置の機構や構成、さらに制御ソフトにまで踏み込んだ幅広く深い知識と経験が必要です。また、設計技術者は現場経験を踏まえることが前提となります。ユーザーサイドに立ち、実情に即した設計が出来なければならないからです。
装置を動かすためのソフト開発に加えて、電気制御を担当するのがこの制御技術者です。機械の設計・製造面の知識を踏まえた高度な技術が要求されます。オペレーターが扱いやすい機構であることはもちろん、細かい制御に対応できる操作性の良さ、制御表示のわかりやすさ、トラブルへの対応など、新しいエリアを切り開いていく技術とソフト開発が求められているのです。
装置全体の組立はもとより、その各パーツの開発、協力企業への部品製造委託の指示や管理、出来上がってきた部品のチェック、各部品を組み上げた際の精密な動作確認などを担当します。自動化装置の製造は、研削、研磨、洗浄、乾燥、レーザー検査装置といった各機構とそれをつなぐ搬送装置を含む電気制御の知識も欠かせず、業界の急激な技術変革にも対応できる旺盛な意欲が必要です。
メンテナンス全般を担当するのがサービスエンジニアです。メンテナンス体制もユーザー各社に応じて異なります。いかに迅速に対応できるかで、ユーザーの信頼度が違ってくるわけです。装置全体の機構や制御面の知識もむろん必要です。担当者の対応力や経験が問われる仕事といえるでしょう。電話が入って、すぐアメリカや東南アジア、北海道へ出張などということも珍しくありません。これからは英語力やパソコン操作も不可欠となります。
技術者育成のための各種制度
人材育成は中長期的な観点で行い、しかも段階的かつ体系的に進めています。上司と話し合いながら、自己啓発計画を作成し、それを基に外部研修機関に参加します。外部講師を招いての最先端技術に関する講習会や、外部講習会への派遣など、その技術者が必要と思われる技術の修得には、会社が率先して教育の機会を与えています。また、技術者自身が講習会への参加を希望し、派遣してもらうケースも数多くあります。
産・官・学との共同研究も積極的に行っています。長岡技術科学大学あるいは長岡工業高等専門学校とのタイアップ研究や、東大生産技術研究所、県工業技術総合研究所等と共同で、最先端分野の技術や理論を反映させた技術の高度化に努めています。県工業技術総合研究所との共同研究では、レーザーを利用したHD表面検査装置の性能向上に関する研究を行い、成果をおさめました。当社の技術者はこうした研究機関との密接な連携を武器としてユーザーへ技術提案し、ハードディスクの進化を実現してきたのです。
新しい技術開発に対する特許の申請や、新製品の開発、改造・改善などに対する貢献度を踏まえ、最高100万円を報奨金として与えているものです。9月1日の創業記念日に表彰しています。